お客様に寄り添いすぎた施術
ある程度の金額以上の店舗ではまずない事例だと思いますが、家で家族に「ちょっと肩をもんで」というように「もみほぐしなんだから肩もみのように揉め!」という要望をセラピストに言っているお客様をお見かけしたことがあります。
そのセラピストは、お客様に強い口調で言われたこともあり、本来の自分の揉みと全く違うスタイルで1時間肩を揉むのですが、当然お客様もセラピストも消化不良状態。
それもそうですよね。
本来のスタイルと全く違う事、しいて言うなら素人が揉んでもいい肩の揉み方を60分したわけです。
お客様のご要望を少しでも聞いてあげたいという心は素晴らしいと思いますが、これではご自身が学び実践し、メイク&トライを積み重ねてきた施術を全否定されているようなものになります。
このようなお客様の対応は大変困る事例です。
お客様に寄り添った施術の心意気は良しですが、気づき・細やかな気遣いなどは当たり前に皆さんこなしていると思いますので、培ってきた施術スタイルまでまるきり否定する必要はありません。
求めるものが異なっています。
このようなお客様にはきちんとご説明しご納得いただいたうえで施術をした方が後々トラブルも回避できます。
また、無理難題を強い口調で訴えてくるお客様の場合は、場合によっては出来るできないをハッキリと線引きし、お断りすることも今後店舗を健全に運営することに繋がります。